商船三井の配当金はいつもらえる?100株保有で配当金はいくらもらえるのか教えてほしい!
こんな疑問、悩みに答えます。
本記事では「商船三井の配当金情報を知りたい人」や「商船三井の株を取得しようか迷っている人」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。
- 商船三井の配当金はいつもらえる?
- 商船三井100株保有で配当金はいくらもらえる?
- 商船三井株の配当性向・配当利回り・株主優待情報
商船三井の配当金はいつもらえるのか?
そして、商船三井100株保有で配当金はいくらもらえるのか?
気になる商船三井株の配当金に関する最新情報を詳しく解説していきます
- 配当金の受取時期は「6月下旬」と「11月下旬」の年2回
- 2023年3月期の1株当たり配当金実績は「560円」
- 100株保有で支払い額は「56,000円(税引後44,624円)」
- 配当利回りは16.9%と高水準(その他海運株も高いのが特徴)
【2024年最新】商船三井の配当金はいつもらえる?
商船三井の配当金はいつもらえるのか?
結論からいうと、配当金をもらえるのは「6月下旬」と「11月下旬」の2回です。
商船三井の配当金は、年2回受け取れます。
「期末配当(3月31日)」と「中間配当(9月30日)」で実施された配当金が2~3ヶ月後に支払われます。
なので、配当金をもらえるのは「6月下旬」と「11月下旬」
実際、筆者も2023年11月28日に期末配当が振り込まれました。(期末配当はこれから)
商船三井100株保有で配当金はいくらもらえる?
では次に、商船三井100株保有で配当金はいくらもらえるのか?表にまとめます。
商船三井の配当金 | 期末配当 | 中間配当 | 年間配当 |
---|---|---|---|
2024年3月期 | 80円(予想) | 110円 | 190円(予想) |
2023年3月期 | 260円 | 300円 | 560円 |
2022年3月期 (※分割調整後) | 300円 | 100円 | 400円 |
2021年3月期 (※分割調整後) | 45円 | 5円 | 50円 |
2020年3月期 (※分割調整後) | 12円 | 10円 | 22円 |
2023年3月期に受け取れる配当金は「560円」
つまり、商船三井を100株保有していれば「56,000円」受け取れることになります。
2024年3月期は減配予想
ですが今後、受け取れる今期(2024年3月期)の配当予想は「190円」
(出典:商船三井「2024年3月期 配当予想の修正に関するお知らせ」)
前期(2023年3月期)に比べて、370円減配になってますね。。
というのも、商船三井をはじめとする海運株は景気敏感株とも呼ばれています。
そのため、業績に連動した配当を行うことを方針の一つに据えています。
実際、IRリリースでも「業績に連動した配当を行います」と明言。
つまり、商船三井が減配を発表したのは、前期に比べて業績が芳しくない証拠でもあります。
税引後の支払い額
配当金には支払い時に税金がかかります。
税率は「20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)」
なので、税金を引いた税引後の支払い額は「44,624円(100株の場合)」
配当金の権利確定日(2024年3月期)
商船三井の配当金の権利確定日(2024年3月期)は「2024年3月31日」
権利確定日の2営業日前が「権利付き最終日」です。
権利付き最終日とは、株主がその銘柄を保有することで株主権利を得ることができる最終売買日のこと。
つまり、配当金を受け取りたい場合は、権利付き最終日までに株を購入しておく必要があります。
商船三井の2024年3月期配当金を受け取れたのは「2024年3月27日」までに株を購入した場合ということです。
商船三井の株価情報と配当性向・配当利回り
上記は、過去10年間における商船三井の株価チャートです。
ここでは、商船三井の株価情報と配当性向・配当利回りを詳しくまとめます。
商船三井100株はいくらで買える?
2024年5月2日時点の商船三井の株価は「4,660円」
(出典:Yahoo!ファイナンス「(株)商船三井」)
つまり、商船三井株の最低購入代金は「466,000円(4,660円×100株)」です。
(※株式購入時には手数料がかかります。利用している証券会社によって手数料も異なるので注意。)
商船三井の配当性向は高い?低い?
商船三井株の配当性向は以下の通りです。
商船三井の配当性向 | 配当性向(連結) | 年間配当金 | 当期純利益 |
---|---|---|---|
2023年3月期 | 25.4% | 560円 | 796,060百万円 |
2022年3月期 | 20.3% | 400円 | 708,819百万円 |
2021年3月期 | 19.9% | 50円 | 90,052百万円 |
2020年3月期 | 23.8% | 22円 | 32,623百万円 |
2019年3月期 | 20.0% | 15円 | 26,875百万円 |
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標のこと。
日本企業の配当性向の平均は、30%程度といわれています。
そんな中、商船三井の配当性向は、直近の実績でみると30%を下回る水準となってしまっています。
この状況を真摯に受け止め、株主還元策の強化を実施。
商船三井は、2023年度~2025年度について連結配当性向を25%から30%に引き上げ、業績に連動した配当を行うことを表明。
さらに有報の財務計画には、下限配当を1株あたり150円。
想定を上回る利益計上となった場合には、自社株買いを含めた追加株主還元策を検討するとも方針を定めています。
結果、ROE9~10%を意識した資本コントロールを実施するよう。
引き続き、商船三井の今後の動向・配当政策には注視していきたいところです。
商船三井株の配当利回りは良い?競合他社と比較
商船三井株の配当利回りは良いのかどうか?
企業単体で分析しても評価しづらいため、競合他社と比較してみます。
配当利回り比較表(2023年3月期) | 年間配当金 | 株価(期末日の終値) | 配当利回り |
---|---|---|---|
商船三井 | 560円 | 3,310円 | 16.9% |
日本郵船 | 520円 | 3,089円 | 16.8% |
川崎汽船 | 400円 | 3,025円 | 13.2% |
プライム全銘柄 | -円 | -円 | 2.20% |
商船三井の配当利回りは『16.9%』
東証プライム全銘柄における配当利回りは『2.2%』
比較しても、商船三井の方が8倍近く高いのがわかります。
ただ、競合の日本郵船とはほぼ互角の水準。
川崎汽船も比較すると低いものの、東証プライム全銘柄よりは高い水準です。
つまり、海運株は総じて配当利回りが高い銘柄。
その中でも優等生なのが、商船三井株だといえそうです。
商船三井株は、個人投資家にも人気の優良銘柄。
商船三井の株主優待有無と優待利回り情報
結論、商船三井の株主優待はあります。
商船三井の株主優待制度の内容は以下の通り。
それぞれ贈呈時期や対象株主は異なるため、気になる方はチェックしましょう。
商船三井の株主優待制度 | 優待内容 | 対象株主 | 贈呈時期 |
---|---|---|---|
当社オリジナルカタログギフト | 3,000円相当のオリジナルカタログ | 3月末日現在の株主 | 毎年1回(5~6月ごろ発送予定) |
「にっぽん丸」クルーズ優待 | 優待券を一人1枚利用で旅行代金を10%割引 優待券を一人2枚利用で旅行代金を20%割引 | 3月末日・9月末日現在の株主 | 年2回(6月下旬と11月下旬) |
「さんふらわあ」フェリーサービス優待 | フェリーサービスで利用できるクーポン 大人運賃から片道につき、5000円割引 | 9月末日現在の株主 | 毎年1回(11月下旬ごろ発送予定) |
株主優待利回りは、優待券のため算出不可能(ゼロ%)となります。
まとめ:商船三井株を100株保有した場合の配当金情報
商船三井株を100株保有した場合の配当金情報をまとめてきました。
改めて、商船三井の配当金情報をまとめると、
- 配当金は年2回(期末と中間)受け取れる
- 配当金の受取時期は「6月下旬」と「11月下旬」
- 2023年3月期の1株当たり配当金は「560円」
- 100株保有で支払い額は「56,000円(税引後44,624円)」
- 配当性向(連結)は30%を下回るも株主還元策を強化することを表明
- 配当利回りは16.9%と高水準(その他海運株も高いのが特徴)
- 株主優待制度は「クルーズ船の優待券」と「カタログギフト」
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